言語マニア系ポストクロッサー

ポストクロッシング初心者

【独り言】ポストクロッシング、国ごとに層が違う(2)

ストクロッシングを始めて、既に30人ほどポストカードを送った。

 

引き当てるのは欧米と中国語圏ばかりである。

その中でも、国ごとに傾向がある。

 

 

欧米在住60代以上男性のインテリ率と言ったら!

これまでの人生で欧米人と親しく接したことはない。

しかも、彼らの元職業に至っては、日本人でも似たような職業の人との接点が全くない。

 

本当に今まで接したことがない人種だ。

(文字通りの人種という意味と、階級が違うという意味の人種の両方)

 

無料で瞬時にSNS等でメッセージを送り合えるこの時代に、極めてアナログな趣味であるが、実はポストクロッシングはインターネットが使える環境が必須だ。

高齢でネットを使いこなせる人は、インテリの割合が高いのだろう。

 

中国語圏で40代以上のポストクロッシングメンバーを見つけていない。

これまでの人生で全く接したことがない中国語圏の高齢者ともやり取りをしてみたいのだが。

 

 

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ドイツとアメリカだけで半数を占めるくらいには引き当てる。

ドイツはまだいい。

ドイツ語向上が少しは実感できるから。

 

一方、英語圏はがっかりしてテンションが落ちてしまっていた。

中学から勉強してるのにあまり向上してないし、英語は義務の勉強だったせいか苦痛でしかないからだ。

 

なので、英語圏は別の楽しみを見つけることにした。

初心者レベルの他言語では書けない内容を書くことにしている。

 

共通の趣味がある場合は、マニアックな話題や専門用語を使う話題にしている。

文法書や辞書が少ない言語では、一般的な単語以外は調べられない。

英語なら、そのような話題を避ける必要はない。

 

文学好きの人や感性豊かな感じの人宛には、言語化が難しい感情を伝えることにも挑戦している。

詩的な表現を目指している。

実際には詩的な英語表現ができるほどのスキルはないので、基本的な英文で内容に詩的な感情を乗せるようにしている。

 

 

日本語ですら表現できない感情。

何と言えばいいのか。

 

ノスタルジー、望郷、追憶。

それに伴う感情。

胸を締め付けるような、泣きたくなるような、悲しく苦しく寂しく、それでいてどこか幸せな感情。

 

そんな感情を表現することはできないが、幼少期のエピソードと時代の流れ(歴史の説明)を基本的な英文と単語で書いた。

情緒的な単語は使わなかった、というより使えるほどの英語力はなかった。

 

プロフィールで判断して、なんとなく伝わりそうな相手を選んだ。

結果、基本的な単語と英文構造でも伝わったようだ。

 

 

というのも、ものすごい長文で返信が来たのだ。

偶然にも子供時代に少しだけ日本に住んだことがある人だった。

当時の思い出を教えてくれた。

 

それは自分がまだ生まれる前の時代の話だったが、活気があった頃の日本の商店街の情景が、想像ではあるがリアルに浮かんだ。

 

実際にこちらの感情が伝わったのかは確信が持てない。

しかし、こちら側は感情の交流を感じられた。

 

 

自分が生まれる前の知らない時代を体験することはできない。

過去の作品で疑似体験をしたことはあるものの、年上の人の思い出話を通じて間接的に過去の時代を体験したかった。

願いは叶っている。

 

 

10人中数人の割合で、興味深い話題を得たり、感動的な葉書や返信が来たりしている。

新しい趣味ポストクロッシングにハマっている。